こんにちは、日中医学生交流協会第39次派遣団の団長を務めさせていただいております、慶應義塾大学医学部5年(105回生)のK.Mと申します。
私たち日中医学生交流協会のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。皆さまの中には、日中医学生交流協会について初めて知ったという方もいるのではないでしょうか。日中医学生交流協会は1985年に創設され、現在に至るまで39年に渡り続いてきた、慶應義塾大学公認の学生団体です。毎年8月に医学部5年生の有志が中国をはじめとするアジア圏で10日間ほどの訪問研修を行っています。私たち学生でテーマを決め、渡航先を選び、資金集めや勉強会を実施し、その成果を元に渡航します。今年の第39次派遣団もその伝統を引き継ぎ、一人一つのテーマを設定して中医学や漢方について学びを深めてきたほか、漢方医学センターでの漢方外来の見学、東洋医学研究会の漢方を煎じる会への参加、中国語の練習会の開催などを通じて団員10名皆で入念な準備をしてまいりました。このような準備をもとに、来月の8月中旬に北京大学とNational University of Singapore (NUS) を訪問する予定です。
日本と中国は、古来より密接な交流を続けてきましたが、現代においてはさらに緊密な関係を築くことが求められています。医学交流も例外ではなく、今こそ両国がお互いを理解し、協力し合うことが非常に重要な時期です。日中医学生交流協会の一員として、両国の医学交流を深めるために精一杯努力してまいります。そして、このような経験は、私たち自身にとっても、国際的な視野を持ち、理想の医療を追求するための貴重な基盤となると考えております。
ここで、中国の素敵な言葉を一つ紹介させてください。「医者父母心」(yī zhě fù mǔ xīn) という言葉があります。この言葉は、「医者は親のような心を持つべきである」という意味で、患者さんに対する深い愛情と慈しみを表現しています。このような精神を持って、患者さんに寄り添い、最善の医療を提供できるよう努めている、中国の医療の現場を直接体験できる貴重な機会を大変光栄に思っております。
今後もこのブログを通じて、私たちの活動や経験を皆さまにお伝えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
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